黄金比・白銀比はなぜ美しいのか?

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先日、デザイナーK先輩にデザインを見ていただいている時
「ここ黄金比か白銀比にしたら綺麗かも」とアドバイスをいただき修正した点がありました。

そういえば黄金比と白銀比はなんでいい感じになるんだっけか。
と思い調べてみました✏️

私たちは日常の中で、知らないうちにその比率に囲まれて生活しています。今回は、生活・仕事・文化。3つの視点から、「なぜ美しく感じるのか」を見ていきます!

黄金比・白銀比とは?

💡黄金比とは1:1.618… の比率を指します。

この比率は、長方形から正方形を切り取っても、残りが元と相似な長方形になるという特徴があります。

そのため、「視線が自然に流れる」「動きやリズムを感じやすい」といった印象を与えやすく、絵画や写真、Webのキービジュアルなど、「主役を魅せたい場面」でよく使われます。

※ただし、黄金比は「正解の数値」ではありません。人が美しいと感じやすいバランスの目安
として捉えられることが多い比率です。

💡白銀比とは、1:1.414… の比率を指します。

日本人にとって特に身近なのが、この白銀比です。この比率は、半分に切っても縦横比が変わらないという特徴があります。

例えば、私たちが日常的に使っている A4用紙 は白銀比で作られています。この比率の特徴は、落ち着いた印象、余白が活きる静かで整ったバランスそのため、日本建築や和モダンなデザインなど、控えめで品のある表現と相性が良いとされています。

黄金比と白銀比の解説画像

① A4用紙(白銀比)

A4用紙は白銀比で作られています。
半分にしても、拡大・縮小しても、同じバランスが保たれるのが特徴です。
日常で親しまれているA版用紙は、「慣れている=美しい」と感じやすいようです。

A判用紙の白銀比の解説画像

②Webサイトのレイアウト(黄金比)

Webデザインにおいて、メインビジュアルとテキスト、コンテンツと余白。これらの配置は、黄金比に近い比率を参考に設計されることがあります。

比率を意識することで、視線の流れがスムーズになり、情報が整理されて見えます。ここでも重要なのは、厳密な数値ではなく、視覚的に心地よいかどうか

黄金比は、デザインに迷ったときのひとつの「物差し」として機能します。

(一例)

webデザインの黄金比の一例

③ 文化|日本建築(白銀比)

日本建築には、白銀比に近い比率が多く見られます。障子や畳、柱の間隔。どれも主張しすぎず、余白を大切にした構成です。

この比率は、空間に静けさや落ち着きをもたらします。
日本人が和の空間に「安心感」を覚えるのは、こうした比率に慣れ親しんできたからかもしれません。

黄金比と白銀比の違い🤔

ここまで見てきて、「あれ?黄金比と白銀比どっちを使えば良いの?」と思ったかもしれません。
ざっくりまとめると、
黄金比は差がはっきり見える比率。
白銀比は落ち着いて感じる比率。

なんで?🤔

黄金比の特徴

比率:1 : 1.618
→ 大きさの差がはっきりある

👀 人の目では視線が動き続ける
・大きい面 → 小さい面
・小さい面 → また分割できる

これがリズム動きやドラマ性を感じられるそうです。なので、黄金比はポスター、キービジュアルなどに向いています。

白銀比の特徴

比率:1 : 1.414(√2)
→正方形を拡張した形

黄金比との決定的な違いは、 半分にしても、同じ形が続く点です。

👀 人の目では、見た目が急に変わらない。
・大小の差が穏やか
・視線が止まりやすい

変化より「継続」を感じ、長くいれる心地よさを生み出すので、建築・紙・UIなどに向いています。

まとめ

黄金比や白銀比は、特別な美しさを生み出す魔法ではありません。人が自然に受け入れやすい、無理のないバランスの目安です。

芸術、生活、仕事、文化。どの場面でも共通しているのは、「心地よさ」を大切にしていること。

デザインに迷ったときは、自分の感覚だけではなく、そういった知識も活かしていきたいなと思いました。

あと、個人的には
「だから白銀比が日本人に慣れ親しんでるのかぁ。。」と納得した学びでした。

日々ベンキョー

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