KNAPのGit講座(2) コミットとプッシュ

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第二回はコミットとプッシュについて説明します。
これはクローンしたあとファイルを追加したり、クローンしたファイルに変更した後にする必要のあることです。

コミットとは

コミットとは、ファイルを追加したり、変更したりした記録を一つのグループにしてリポジトリに登録(バージョン管理)しておくことです。コミットされた変更内容そのもののことも指します。
要するに「このファイルを追加して、あのファイルはここを変更したよ」っていうメモをとっておいてくれる便利な機能です。

プッシュとは

プッシュとは、ローカルリポジトリに登録されたコミットをリモートリポジトリにも反映させてあげることです。

コミットとプッシュの仕方

1. まずはファイルを追加したり、変更したら左上にあるコミットをクリックします。
2. コミットしたいファイルにチェックを付けます。
3. 何を追加したのか何を変更したのかがわかるようにコメントを入力します。(このテキストをコミットメッセージといいます。)※このコメントをちゃんと書かないと後々「あの頃のデータに戻したい」となったときに探すのが大変になります。
4. コミットした後すぐにプッシュしていい場合はコメント入力欄の下にある「コミットをただちに〇〇にプッシュする」にチェックを入れてください。※プッシュ後だとコミットメッセージが修正できなかったりするの気をつけてください。
5. 最後に右下にあるコミットをクリックしたらコミットの完了です。
6. 「コミットをただちに〇〇にプッシュする」にチェックを入れていなかった場合は右上のプッシュをクリックして出てきたダイアログの左下にあるOKをクリックすればプッシュ完了です。

コミットを取り消したい時(プッシュしている場合はNG)

コミットした後で「あのファイルをコミットするの忘れてた」ってことがあると思います。
別にそのファイルだけ再度コミットすればいい話しではあるんですが、そのファイルを含めて一つのコミットとしておきたい場合もあるはずです。
そんな時は一度コミットを取り消して再度コミットし直す必要があります。
ではコミットを取り消し方を説明していきます。(プッシュをすでにしてしまっている場合はこの方法は使えないので注意してください。)

1. まずは取り消したいコミットの一つ前のコミットの上で右クリック
2. 「〇〇をこのコミットまで戻す」をクリック
3. モードをsoftにする
4. OKをクリックしたらコミットの取り消しの完了です。

直前のコミットメッセージの修正(プッシュしている場合はNG)

「コミットメッセージに誤字が。。直したい。。」ってことがあると思います。そんな時はコミットしたすぐ後でならなおずことができます。こちらもプッシュしてしまっている場合は使えません。

1. まずはコミットをクリックします。
2. コミットオプションから「直前のコミットを上書き」をクリックします。
3. コミットメッセージを書き換えてコミットを押したら修正完了です。

プッシュを取り消したい時

ここまでの説明で一度プッシュすると修正できないように感じるかと思いますが一応プッシュしていても修正できないことはないです。プッシュしたこと自体をなかったことにすれば言い訳ですから。ただ、リモートリポジトリは自分以外にも作業を行っている人がいることが前提のリポジトリです。もし、プッシュしたデータを他の人がすでに取り込んでいてその後でプッシュしたことがなかったことになってしまった場合、データを取り込んでしまった人は取り込んだはずのデータが消えてしまって訳のわからないことになってしまいます。Gitはそういったことが起こらないようにプッシュを取り消した場合はプッシュを取り消したという履歴が残ります。photoshopのヒストリーでも取り消したりするとその履歴が残りますよね。そんな感じです。
ではやり方を説明していきたいと思います。

1. まずはプッシュを取り消したいコミットの一つ前のコミットの上で右クリック
2. コミット適用前に戻すをクリックします。
3. OKをクリックします。
4. コミットメッセージの前に「revert」というのがついていれば完了です。※この「revert」というのが取り消したという履歴です。

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